チャイナロビー

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政治家の認識の低さ

朝まで生テレビ(YouTube 再放送)での自民党代議士の棚上げに対するコメントには憤慨しました。政治家の認識の低さを露呈されました。

仮に棚上げ記録(残存するかは?)を出さないのは、領土問題ということもあり、国益を考えてのこと。というニュアンスでしたが、まず、周恩来と田中総理とのやり取りの事実は認めています。

自民党、外務省は、田中総理は、それを受理していないと言いますが、それはありますせん。

周恩来は、中日に領土問題が表面化すると、日中国交正常化ができないと明示していました。

よって、うやむやにはできず、田中総理に棚上げをはっきり伝えたと確信したはずです。それが、1978年の鄧小平のコメントに引き継がれる訳です。

日本政府が言う、「受理していない」と言うことは、シカトしたのでしょうか?それこそ問題です。また当時、断ることは絶対にあり得ません。

仮に、シカトした場合、外務官僚は、その後、田中総理と詰める必要がありました。

また、外務省は会談記録に残し国民に開示すべきです。

つまり、田中総理または外務省の怠慢があったことは明確です。

そして、上述の国益に関して一言。

尖閣諸島領有国益だと言い、外交記録を破棄したり、外交ルールを破ることは許されません。

次に、国益とは何でしょうか?
安倍総理は、自民党政権の存続こそが利益であり、国民の利益を阻害しているのは明白です。
中国との対話しか開く道はありませんから。

もう一つ。
一昨年9月9日に尖閣諸島の国有化を打診したことに憤慨した胡錦濤主席を無視し、11日に国有化しましたが、出演した民主党代議士は、その事実を認めていません。

馬鹿にするのもいい加減ににして欲しいと思いました。