尖閣問題は、日本の勝手な思い込みに始まり、世界情勢の変化に伴う中国の考えを考慮せずに進んだ典型でしょう。
棚上げを反故にし、1885年当時から台湾、中国は日本の出方を牽制していたにも関わらず、
日清戦争終了直前のドサクサに
閣議決定をしました。
台湾、中国はもとより、官報にも公示せず日本国民ですら知らされていませんでした。
良識的には相手国や第三者機関の承認が必要でしょうが、当時はまだその環境もなく、覇権争いの時代でした。
時代は変わりましたが、これをもって、日本固有の領土とは言えない事を、世界の知識人は理解しています。
自民党、
民主党などは、米国の軋轢と国内世論を考慮しているのか、歴史を知らないのか全く分かりません。
問題は、米中が近寄る中、日本のバカな中国包囲網が自らを包囲(
ガラパゴス化)する事であり、アフリカ、
東南アジア諸国も日本より実益のある中国に傾いていることです。
ミャンマーが典型です。
過日の
NHK討論会での
安倍総理の言動はレベルが低すぎます。期待値するにせよ、その
安倍総理を日本国民が引き続き支持するのであれば、国民の目は節穴と言うしかありません。
今、世界のインテリ、ジャーナリスト、政治家などは、日本国民の目を疑い始めています。
これも、国民にとって疑うことなく信頼できる政党、代議士がいないからでしょう。早く一流の政治家が現れて欲しいめたのです。
橋下徹氏などはその最右翼かも知れませんが、もう一度、
歴史観を確認したいものです。