チャイナロビー

マクロ経済、環境調査、政策提言、産業誘致、事業創出まで幅広い事業をこなす奮闘記です。

尖閣棚上げ論


1972年当時、日中両国による尖閣問題の棚上論が口約束だが取り決めされた。右傾派である読売新聞の社説にもはっきり掲載されている。日本政府も当時、この問題は中国に刺激を与えるため、棚上げ合意だと認識していた。それにも関わらず、昨今の、棚上論の無視、本件に関しては議論する内容はない、と言うのは口約束違反の何物でもない。中国は歴史的な観点から尖閣を取り上げている。日本は1885年~1895年の国際法上における先占の法理によるものだ。しかし、当時の中国は日清戦争に破れ、社会システムも確立しておらず、欧米列強のモノマネをしていた日本が、それに倣い仕掛けたものだ。今の国際法では有り得ないものであり、中国とはそこに遡り、世界平和のモデルとなる枠踏みを考えた方が賢明だ。日本は、日米関係と比較するものではなく、日中関係においては、隣国として米国も羨む内容の関係性を築く必要があろう。

しかし、元外務省の孫崎氏が言うように、これ以上の日中う関係の進展は、親米派または米国そのものの邪魔が入るものと思われる。しかし、このネットの拡散力があれば、いつ、何を、どこで行われているのか明確になり、戦後の吉田首相のように、長期的な国益に反する行為をすることも難しくなるはずだ。

中国ロビイストでもある私は、これを睨み、だれが何と言っても日中関係修復を行い、米国が恩恵を得る以上の経済効果を日本にもたらすつもりだ。